毎日決まった時間にGmailを送信しなきゃいけない、定期的に行われるイベントの詳細を関係者にメールしなきゃいけない……。定例作業は地味に面倒で手間がかかるものです。ですがそれらは一度プログラムを組めば自動化することが可能です。
ビジネスマンがプログラミングスキルを身につければ、仕事を爆速化できます。ほかにも「分解力(最小タスク化能力)」「問題発見力」「問題解決力」「段取り力」「プレゼンテーション力」といったビジネススキルも身につきます。
本書ではプログラミング的思考の身につけ方とともに、Google Apps Script(GAS)を用いて実際に業務効率化に役立つコードを紹介します。
第1章 なぜプログラミングがビジネスに役立つのか
世界を変えた経営者はプログラマー出身だった
プログラミングで仕事が10倍速に!
DX時代、今求められるリスキリング(再訓練)はプログラミング
小学校・大学共通テストでも採用される「プログラミング」の必要性
プログラミングを学んで身につくビジネススキルとは
管理職でも知っておくべきプログラミング思考
これからビジネスマンはどう生き抜く?
第2章 仕事で役立つプログラミング的思考とプログラミングスキル
小学生も学んでいる「プログラミング的思考」って何?
遊びながら覚えて仕事ができる「プログラミング的思考脳」になる
たったこれだけ! プログラミングは3つの考え方でできている
ビジネスに効く! プログラミング5つの基本要素
実は簡単! プログラミングは「料理」と同じ
プログラミング言語1つ覚えればあとは同じ
プログラミングスキルを身につけて稼ぐ方法(副業・転職)
第3章 パズルゲームで遊びながらプログラミング的思考を身につけよう!
3-1 → 3-4 順次実行
3-5 → 3-8 変数
3-9 → 3-13 繰り返し
3-14 → 3-16 条件分岐
3-17 → 3-20 関数
ブロックを文字に置き換えるだけでプログラムが書ける!
第4章 Google Apps Scriptを使ったプログラミング
4-1 代表的なプログラム言語とその特徴
4-2 無料で使える! Google Apps Script(GAS)とは
4-3 GASの使い方
4-4 GASの基本的な書き方ルール
4-5 初めてのプログラミング
4-6 変数を使おう
4-7 条件分岐①
4-8 条件分岐②
4-9 条件分岐③
4-10 繰り返し①
4-11 繰り返し②
4-12 配列
4-13 繰り返し③
4-14 関数
4-15 オブジェクト
第5章 仕事を効率化! ビジネスで使えるプログラミング実践
5-1 ゴールから分解するクセをつけよう
5-2 おみくじアプリを作ろう
5-3 占いアプリを作ろう
5-4 今日の日付を表示しよう
5-5 Google アプリの種類と活用メリット
5-6 Google スプレッドシートを使ってみよう
5-7 Google カレンダーを使ってみよう
5-8 Google カレンダーに詳細スケジュールを登録してみよう
5-9 リマインド機能を使おう
5-10 複数イベントを一括登録しよう
5-11 今日のスケジュールを確認してみよう
5-12 毎朝カレンダーのスケジュールをメールで通知する
5-13 Google カレンダーのスケジュールから予定リストを作ろう
5-14 会議室予約システムを作る
5-15 さらに使える!いろんなサービスと連携して仕事を効率化!
ダウンロードいただくファイルはzipという圧縮ファイル形式になっています。ダウンロードいただいた後、解凍アプリケーションによってファイルを展開してご利用ください。
プログラムを保存すると、「構文エラー: SyntaxError: 〜」というエラーが左下に表示される。
構文エラーのほとんどの原因は単純な記述ミスです。
たとえば以下のように、何行目のどの文字が間違っていると書かれているので、まずはそこを確認しましょう。
例)「構文エラー: SyntaxError: Unexpected token ':' 行: 2 ファイル: コード.gs」
この場合は、2行目の「:(コロン)」が記述ミスです
よくあるのは、
・セミコロンとコロンを間違えて書いている
・全角のスペースが入っている(見た目にわかりづらいです)
・forとかifなどを使っている場合、{ }の 終わりの } が抜けている
・始まり又は終わりの'や"が抜けている
・'と"が混合してつかっている
「5-14 会議室予約システムを作る」のプログラムで、エラーは表示されないが、カレンダー予約ができない。
例えば以下のコード部分、 '' の間に半角スペースが入っていない可能性があります。
例)let reserve_start = new Date(reserve_date + ' ' + start_time + ':00');
reserve_start他、カレンダーに登録するデータが正しいものか、一度Logger.logでログに表示して検証してみてください。